先進医療特約
先日亡くなった「樹木希林」さんについて
影響力のある方が亡くなると
私たちの仕事は当然のように問い合わせが多くなる
「がん」
「がん保険」
特に今回の治療方法が話題になっているのでお話します
「陽子線治療」
先日も述べましたが、がん治療は大きく分けて
手術、放射線治療、化学療法の3つがある
「陽子線治療は、粒子加速器を用いて水素の原子核のエネルギーを高めて治療に用います
これまでの放射線治療では、体の表面近くで最も強いエネルギーを放ち、体の奥へ入るにしたがい、エネルギーが弱くなってしまうのが特徴でしたが、陽子線治療は、設定した深さに到達した時に最大のエネルギーを放出するため、病巣のみに集中した効果が期待できます
今まで治療が難しかったガンにも有効性を発揮しています」
治療効果が大きく副作用が少ないことが特徴です
ひとりひとりの患者に対して、綿密な計画に基づいた最適な照射を行うことで、腫瘍をピンポイントでくりぬくように除去でき、周囲の正常な組織への影響を最低限に抑えることができます
体への負担も少なく、効果的にガン細胞を死滅させる画期的な治療法と言えるかもしれない
しかし、誰でも簡単に受けられるわけではない。 「陽子線治療が受けられる医療施設は国内でも限られていて、半年先まで予約が埋まっているところも珍しくありません。何より患者の経済的負担が大きい
施設によっては入院費や診察費を含めて1回の治療で300万円以上かかるところもあります
この陽子線治療には高額な費用がかかる
「健康保険が適用される範囲内の治療であれば、3割負担で済み、さらに高額療養費制度を利用すれば、自己負担は多くの場合10万円以下で済みます。しかし、保険適用外のガン治療となると、1回の治療で200万円を超えることも珍しくなく、全額自己負担となります」
でここで生命保険の出番です(前置きが長くなりました)
先進医療特約
生命保険・医療保険などで、よく耳にする事が多い特約です
実は、この先進医療特約が非常に重要な特約です
保険会社では先進医療とは(給付対象)
公的医療保険制度における保険給付の対象となっていない先進的な医療技術のうち、厚生労働大臣が認める医療技術で、医療技術ごとに適応症(対象となる病気・ケガ・それらの症状)および実施する医療機関(所定の基準を満たして届出をしているか、厚生労働大臣が個別に認めた医療機関)が限定されています。
厚生労働大臣が認める医療技術・適応症・実施する医療機関は随時見直しされます。
これらは厚労省のホームページ確認できます
大方の、保険会社はこれらに沿って先進医療について給付対象としています
よって
治療を受ける際は、しっかりと術式と認可が下りている医療機関を確かめて治療を受診してください
(また保険会社に必ず確認しましよう)
更に、先進医療は上記にも述べましたが高額な治療費が掛かります
保障範囲を越えますとその差額は、全額個人負担になりますので
しっかりと現在の保障範囲(金額の上限)の確認が必要です
〇〇共済などの150万円などの範囲では、ほとんどカバーできないのが現状でしょう
実際は、樹木希林さんがどのようよな治療方法(術式)で何処の医療機関で治療していたかは不明ですが(全て、指定外で保険適用外という噂もありますが?)
みなさんは安易に
がんになった → 樹木希林 → 高額治療 → 生命保険 → 先進医療 → と安易にならないように!
医療機関と保険会社と相談して治療にあたってください
今一度、証券の確認
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