節税はしっかりと!
年末調整の時期が・・・・・
「所得税」は、個人が1月1日~12月31日までの1年間に得た利益に対して課税されるものです。
ここでいう利益とは、「収入」ではなく「所得」のことで、給与所得や事業所得、不動産所得などさまざまな種類の所得が存在します。会社員などの給与収入だけの人の場合は給与所得者となり、所得税は給与からすでに天引きされています。
しかしこれは概算の税額で、実際の税額とは異なります。というのも所得控除は考慮されていないのです。 「控除」とは、金銭などを差し引くことです。 つまり所得控除とは、所得税からある特定の金額を差し引くこと、となります。 もっと言うと、所得控除とは、家族構成や個人的事情の違いなどからくる担税力(どれだけの税金を負担する力があるか)の違いを考慮して、所得税の計算の際に控除する(特定の金額を差し引く)ものです。
例えば、年収が同じ人でも、シングルの人と学費のかかる子供のいる人、家族みんなが健康な人と病気がちな人がいる場合などでは、生活にかかる出費額も違うため担税力は異なりますね。
このように、課税の公平性を図るために、個人的事情等を考慮して、所得税を計算するときにその所得から差し引いて課税されないようにする「所得控除」が設けられているのです。
所得控除を受けることで税金が安くなるのなら、できるだけ多くの所得控除を受けたいですね。
■「生命保険料控除」「地震保険料控除」
生命保険料、地震保険料などを払った場合に対象となります。生命保険会社などで契約をする個人年金保険も生命保険料控除になります。
ちなみに
サラリーマンの所得税は以下の計算式で算出できます。
給与の収入金額(年収)-給与所得控除=給与所得
給与所得-各種所得控除=課税所得
(各種所得控除=生命保険控除、地震保険控除、個人年金控除、医療控除などなど)
課税所得×税率=所得税
多くの方々が会社員かと思いますが?
みなさんが年末に何気なく行っている「生命保険料控除」「地震保険料控除」
(年末調整)
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